出会い系サービスは当たり前ですが人と人とが出会うサービスです。目指す関係性は恋人やセフレ、友達等様々ですがいずれにしても、まずはメッセージを送りあって相性を見て、その後に実際に会うというのが出会い系の基本的な出会い方です。
しかし、お互いが盛り上がって実際に会う約束までとりつけても、実際待ち合わせ場所に行くと相手がいなかった……という事態も残念ながら存在します。俗にいうドタキャンです。
そして恋活・婚活のマッチングアプリを運営している会社が6000人の男女を対象にドタキャンについてのアンケートを行ったのですが、なんと実際にドタキャンをされた事があると答えた割合は男女共に約40％という高い割合が出ています。出会い系でのデータは無いのですが、おそらくはこのデータと大差はないでしょう。
今回は出会い系でのドタキャンの原因とその対策を詳しくみていきたいと思います。
なぜドタキャンをするの？
まずそもそもなぜドタキャンをするのでしょう。出会い系は事前にお互いの相性を確認してそれで双方がOKだから会う約束をとりつけているはずです。普通ならばドタキャンをする理由は無いと思うのが当たり前でしょう。
仮にドタキャンであっても「急な仕事が入った」、「今日は体調が優れない」などの理由があってその後もしっかりとメッセージのやり取りが出来るのならば残念ではありますが（せめて前日に言ってほしいという気持ちはあるものの）、それは仕方ないと割り切る事が出来ます。
しかし中にはデートの当日にいきなりの音信不通。相手と連絡を取ろうにもブロックをされてメッセージ自体送れない……はっきり言えば悪質といって然るべきドタキャンも存在します。
実際とある出会い系を使っている男性のエピソードで、メッセージで趣味の話で盛り上がった相手とその流れでお互いの顔写真も交換。その後はお相手が自分の容姿に自信が無いようだったので「普通に可愛い」、「自分は容姿は気にしない」とこまめにメッセージを送り続けそれなら、とお相手が実際に会う事を了承。男性は当日意気揚々と待ち合わせ場所に行ってみたは良いものの、いくら待ってもお相手は現れず、それどころかお相手はその男性をサイト内でブロックしていた為連絡を取る事も出来なかったそうです。
最終的にその男性は一人寂しくご飯だけ食べて帰っていったという同情しか出来ないエピソードも存在します。なぜそのお相手が急なドタキャンに走ったのかは当人しかわかりませんが、上記のドタキャンに関するアンケートではドタキャンの主な理由は以下の結果となりました。
仕事が長引いた（男性40％、女性27％）
コロナ感染などの体調不良（男性30%、女性34%）
会う日程を勘違い・忘れていた／会うのが面倒くさくなった（男性8%、女性16%）
どうでしょう？仕事が長引いた事や体調不良は前述の通り、残念ではありますが運が無かったと諦める事も出来ます。しかし、日程を忘れていたりましては面倒くさくなったという理由はとても理不尽に感じてしまいますよね。しかし女性では16%と比較的高い割合があるのも事実です。
理不尽ではありますが、裏を返せばこの部分に関して対策をすればドタキャンに合うリスクを減らせるという事でもあります。仕事や体調はどうしようもないですが本人たちの気持ちに関しては出来る事もあるはずです。
必ず会う前に安心感を与えるやり取りをする
それではさっそくドタキャンされない為の対策を紹介していきます。まずは会う前にメッセージでしっかりと女性に安心感を与えるやり取りを心がけましょう。ワンナイト前提の関係でもない限り、男性でも女性でも初めて会う相手というのは緊張します。特に女性は出産といったリスクから安全を確保しようとする自己防衛本能が高いとされていて、警戒心が男性よりも強いとされています。
メッセージのやり取りから自分本位、ましてヤリたい気持ちを全面に押し出すようなやり取りは相手に安心感を与える事は難しいです。その場合、もし普段からNOと言いづらいお相手ならばなんとかメッセージのやり取りは我慢して、でも実際に会う時にどうしても無理でそのままドタキャン……といった事態にもなりかねません。しっかりと最初の方は下心を見せないで相手に歩調を合わせたやり取りを心がけましょう。
可能なら１週間以内に会う事を心がける
ドタキャンを防ぐためにメッセージのやり取りから実際に会う期間にも注意が必要です。基本的にメッセージのやり取りから実際に会うまでは１週間を目安にしてください。理由は単純明快で、『相手の気持ちが冷めないうちに会うため』です。勿論上で言った通り相手の気持ちを無視して早く会おうとするのはNGですが、一人の相手にじっくりと関係を育てていく…という考え方よりもとりあえず会ってから決めようとする考え方の方がドタキャンされるリスクも下がります。
そもそも出会い系において女性というのは複数の男性からアプローチされている可能性が高い為、どんなに長い時間をかけて関係性を構築しても自分より良い人がいたらそちら側に流れます。そうなるとじっくりとゆっくりと愛を育てていくという方針自体が出会い系には不向きです。
最低でも１日１往復のメッセージのやり取りを心がける
実際に会うと決まってもデート当日までメッセージのやり取りはしっかりと続けましょう。相手の気持ちを冷めさせない為というのもありますが、実際に会うのが決まった瞬間メッセージのやり取りが途絶えるのは相手からしても心証は良くありません。
メッセージの内容はデート当日の事について話すのがおすすめです。実際に食事をするレストランの話だったり、趣味が共通ならその趣味が堪能できるお店の話だったり、と基本的には当日をより楽しめる話だとお相手もその日が待ち遠しくなりますし、当然その分ドタキャンのリスクを減らせます。
それと当日の会う前も忘れずにメッセージを送りましょう。当日のドタキャンを予防するのは勿論、相手が自分と会う日付を勘違いしている可能性もあります。２～３時間前に送ると仮に相手が忘れていても実際に会うまでの時間は充分ありますからしっかりとデートをする事が出来るはずです。
LINEを交換しよう
出会い系サイトのメッセージ機能であったり、フリーメールだとどうしてもドタキャンされるリスクがあります。そこでおすすめなのがLINEです。やはりリアルタイムでのやり取りが魅力的ですし、出会い系の経験談の中にもLINEを交換していない子よりもしている子の方がドタキャンの率が低いという口コミも見られました。
勿論LINEを交換したからといってドタキャンを完璧に防げるわけではありませんが、それでもLINEというのは立派な個人情報です。それを渡すわけですから少なくともサイトのメッセージ機能だけしか連絡先が無い人よりはその人にとっては上のランクにいるのは確かです。そういった意味でLINEを交換したからというよりはLINEを交換するぐらいの相手だから、ドタキャンの可能性もその分低くなるといった方が正しいかも知れません。
別人に加工した顔写真を相手に見せない
それと顔写真にも注意が必要です。現在はアプリで自分の顔を可愛く美しく加工する事が容易となりました。しかし加工すればするほど自分の本当の容姿とかけ離れたものになるのは確か。それがまるで別人ならば、待ち合わせで相手が遠目で見て「あ、写真と全然違う」と感じて人によっては一言も告げることなくUターンして帰っていくかもしれません。
そういったリスクを減らすためにも加工するにしてもしっかり自分の容姿だとわかる写真を相手に見せましょう。
ドタキャンされた時のマインド
以上がドタキャンをされない為の主な対策となります。体調不良や仕事などの理由では仕方ないですが、少なくとも相手の気持ち面でのドタキャンはしっかりとした効果が望めるでしょう。ただそれでも相手が待ち合わせ場所に来ず、連絡も取れない状況が０とは限りません。
考え方として、もしそういった状況になった時は逆に運が良いと思ってください。当日キャンセル自体は理由が仕方のないものなら相手に非があるとは断定は出来ません。待ち合わせの3時間ぐらい前に連絡をくれれば残念ではありますが、また次という気持ちにもなるでしょう。
しかし1時間以内での連絡や音信不通の場合はもうその人自体の常識を疑いますよね。そんな人とこれから先付き合っても、貴方が正常な人間ならばまずうまくいかないでしょう。そういった人を事前に見抜けたと思えばむしろラッキー、落とし穴に落ちなくて済んだわけですからマイナスではなくむしろプラスなわけです。
そう思えば気持ちは軽くなるのではないでしょうか？当たり前ですがドタキャンはする方が悪く、される方が可愛そうです。された方に落ち度なんて何一つとしてありません。なので自分が悪かったのではないか、とは思わないでくださいね。もう一度言いますが悪いのは100％ドタキャンをした奴です。
とはいっても、初めてドタキャンをされるとショックになる事もわかります。ですが元も子も無い事を言わせてもらうと、そこはもう慣れです。慣れていくしかありません。
出会い系の利用者の中にはドタキャンされすぎてもう最初からドタキャンをされた時の事を考えて一人でも楽しめる場所が近くにあるところを待ち合わせに指定している人もいます。それぐらい割り切ってしまうのが一番です。ドタキャン相手を気にする事自体時間の無駄なわけですから。
最後に
残念ながら出会い系サービスでドタキャンに強いサービスというのはございません。ドタキャンは出会い系サービスの問題ではなく、相手の状況や人間性によって左右されるからです。ネットで出会うのは現実より多くの人間を見れますし、相性の良い人も見つけやすいです。ただドタキャンといったマイナスの部分もリスクとしては確かに存在してしまいます。なのでもうその部分は慣れていくしかありません。
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